ひこうき雲

2016年3月に大学生の長男を自死で亡くしました。
長男への気持ちなどを綴っています。

家族でさえ悲しみを共有するのは難しい

長男が亡くなってから感じたことの一つに、例え家族であっても、悲しみの表現の仕方、悲しみの癒し方などがそれぞれ異なり、共有できないという事もあるんだということです。


そして、身内、親類、友達ならまだしも、家族が分かってくれないというのは、ものすごい孤独感を生み出すということです。


夫、私、次男…


それぞれの長男への想い、自殺の捉え方、悲しみから立ち直るスピードや方法、すべて違います。


私と夫も違います。


余裕がある時ならお互い分かり合おうと努力し合えますが、今はいっぱいいっぱいで、お互いに相手を思いやることができない時さえあります。

そんな時、どうしたらいいのか途方に暮れてしまうことが多々あります。


結局、誰かの歌にあった歌詞みたいに

きっと本当の悲しみなんて自分一人で癒すものさ…それしかないのでしょうか。


家族が一人欠け、バランスを崩してしまった家族が力を合わせて何とかバランスを保ち直せればいいですが、中にはバランスがどうしても戻せなくてダメになってしまう家族もあるのではと思います。


ただでさえ子供を失って悲しみ苦しんでいるのに、この上まだ試練があるのかと人生を呪いたくなります。


どうやって乗り越えればいいのか…

まだ先はまったく見えません…