ひこうき雲

2016年3月に大学生の長男を自死で亡くしました。
長男への気持ちなどを綴っています。

誕生日

今日は長男の誕生日です。

生きていれば24歳でした。


もしあの日、死を選ばなければ、今日という日をどんな風に迎えていたのでしょう。




昨日、長男の高校時代のお友達が初めてお墓参りに来てくれました。

そして、お墓参りの後、家に寄ってもらい、高校時代の長男の様子を色々と聞かせてもらいました。


長男はあまり高校での話してはくれなかったのですが、お友達の話からそれなりに楽しく過ごしていた様子がうかがえ、少しホッとしました。




もしかしたら、長男が自分の誕生日にお友達を呼んだのかもしれないとふと思いました。


ただ、突然の来訪だったので、たいしたおもてなしができず、後からお友達と一緒に誕生日のお祝いをしてあげれば良かったと後悔しました💦


ダメですね、私…





今日は家族で主のいない誕生日をひっそりとお祝いしたいと思ってます。


もう貴方は歳をとることはないんだろうけど

でもでも…


「お誕生日おめでとう」

もうすぐお盆

最近、長男の夢をまったく見ない。

最後に見たのは3月下旬。

それから3ヵ月、まったく夢に現れてくれない。


霊視してもらい、明るい場所に行くよと言ってると言われて、私がちょっと安心したからだろうか。



もうすぐお盆だね。

帰っておいで。

モモ(亡くなったペットの犬)も連れて

帰っておいで。


待ってるからね。


好きなものを用意して

貴方の席を空けて待ってるからね。


約束だよ

春は嫌い

小さい時から、環境の変化が多い春は、希望より不安なイメージが大きくて好きではなかった。


そして、長男が春に逝ってしまってからは、ますます春が嫌いになった。


春は嫌い。


そしてGWも嫌い。


去年、長男が亡くなって日も浅いうちに始まったGW。

長男がいないという現実が受け入れられず、夢か現実か区別がつかないような日常を送っていたため、去年のGW中は自分が何をしていたかよく覚えていない。


ただ、1つだけ覚えているのが長男がいなくなってからGWが終わるくらいまでの間、夜はリビングに布団を敷いて家族で集まって寝ていたこと。


夜中、苦しさと悲しさで何度も目を覚ますと、隣のダイニングキッチンで次男が受験勉強をしていたり、夫も全然眠れずに別室に煙草を吸いに行ったりしていて、夫の空っぽの布団が目に入ってきたりした。

その情景が今でも焼き付いている。


春は嫌い、GWも嫌い…


あと何回、辛い春とGWを迎えなければならないのだろう。