この世界は私にとって明るく優しい世界だった。
もちろん、小さな悩みは常にあったし
落ち込んだり怒ったり、時には涙する時もあった。
経済的にも大学生の長男、高校生の次男を抱えて
常にいっぱいいっぱいだった。
それでもいつも光のある優しい世界だった。
でも、長男が自殺してから、世界は一転してしまった。
この世から光が消えてしまい、悲しみと苦しさに押し潰されそうになりながらも必死に生きなければならない闇の世界に変わってしまった。
世界が変わったんじゃない…
私が変わったんだ…
そう気がつくまでに随分時間がかかった。
これから先、光は見つかるのかな?
また優しい世界に戻るのかな?
闇の中で、今、必死に光を探している。