辛さを人と比べても仕方ないのかもしれない
某歌舞伎役者の奥さんがガンだと公表してブログを書き始め、最近、それが話題になったりしている。
最初は少しだけ気の毒だと思ったが、すぐに嫌な私が心の中で囁いた。
「ガンだって言ったって、治療でお金に困ることはないだろうし、旦那さんも献身的だし、周りも応援してくれるし、子供が死ぬより自分がガンになる方がよっぽどいいじゃない」と。
でも、すぐに反省し思い直した。
この方だって、子供が死ぬくらいなら、今のガンと戦う自分を間違い無く選ぶだろう。
でも、だからといってガンと戦うのは決して生易しいことではなく命懸けの戦いのはず。
特に、小さなお子さんがいるのに入院したり、体が思うように動かないのは本当に辛く切ないことだと思う。
結局、自分が体験しなければその辛さは分からないものである。
だから、他の誰かと悲しみや苦しみを比べても仕方ないし、自分に与えられた悲しみや苦しみは自分で引き受けるしかないのかもしれない…
自分の荷物は自分で持つしかない。
そして、荷物に潰されないように少しでも荷物を軽くする術を見つける…
そうやって生きて行くしかないのかもしれない。
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